将棋界の疑問

【将棋の全反則まとめ】将棋の禁じ手8つ全てを初心者にもわかりやすく解説

将棋の反則についての記事です。
将棋の反則は”8つ”あります。
『二歩』『王手放置』『打ち歩詰め』『動けない場所に駒を打つ』『ルールと違う動きをする』『待った』『二手指し』『連続王手の千日手』
いわゆる”禁じ手”というやつですが、プロ棋士でもうっかりやってしまうことがあります。

二歩

自分の歩がある筋(縦の列)にもう一枚歩を打つことはできません。
打った場合”二歩”となり、反則負けになります。 上の図のように同じ筋に歩が二枚ある状態を”二歩”といいます。

ただし”と金”の場合は同じ筋(縦の列)に歩を打つことができます。

上の図のように歩が成った”と金”と同じ筋に歩を打つのは二歩ではありません。

2015年、 NHK杯準決勝にて、行方尚史九段(当時)と橋本崇載八段(当時)の対局にて、橋本先生が”二歩”をしてしまい反則負けとなった一局は、テレビ棋戦だったこともあり話題になりました。

王手放置

”王手”をかけられたら、玉を逃がしたり、合い駒を打つなどして、必ず”王手”を防がなければなりません。
”王手”を防がず、別の手を指してしまった場合は”王手放置”となり反則負けになります。

”王手”に気づかなかったり、次に指そうと思っていた手をつい指してしまったりと”王手放置”はネット将棋でもたまに見かけますね。

ちなみに”王手”をかけた時は「王手」と言う必要はありません。
無言でOKです。

2023年、AbemaTVトーナメントでフィッシャールールという早指しでプロ棋士と女流棋士が”王手放置”をしてしました。
プロ棋士が”王手放置”をするのはかなり珍しいです。

https://shogi-oute.com/archive/category/joryu/marika/

打ち歩詰め

持ち駒の”歩”を打って相手の玉を詰ませるのは反則です。
以下の図の場合。持ち駒に”歩”がありますが”5二歩”と打って相手の玉を詰ますのは反則負けになります。

相手の玉は詰んでいるのに、こちらの負けです。

なので、この場合ですと”6二金寄り”のようにして詰ましましょう。

ただし”歩”を打って王手をかけること自体は反則ではありませんので、誤解なさらないでください。
”歩”を打っての”王手”はOKですが”歩”を打って詰みなるのはNGです。

さらに付け加えると、盤上の”歩”を動かして詰ませるのは”突き歩詰め”といい、これも反則にはなりません。

したがって、上の図からの”5二歩”は反則ではありません。
マナー的には”5二歩成り”ですが”5二歩成り”でも”5二歩成らず”でも反則にはなりません。

動けない場所に駒を打つ

以下の図のように、持ち駒の”歩”、”香車”、”桂馬”を進めない場所には打てません。

これはさすがにプロ棋士の対局ではありませんし、今後もプロ棋戦では出てくることはない反則でしょう。

 

ルールと違う動きをする

横に動くことのできない”歩”や”銀”を横に動かしたりといった、ルール上できない動きをするのは反則です。

よくあるのは”角”の動きで”角”を遠くに移動する際に、ズレていたりすることがあります。
分かっていても、うっかり間違えてしまうことがあります。

2018年の順位戦B級1組7回戦で、菅井竜也八段(当時)と橋本崇載八段(当時)の対局で起こった”ワープ角”が有名です。

待った

プロの将棋では当たり前のことかもしれませんが「待った」は反則です
指が駒から離れた瞬間から戻せません。

縁台将棋では「待った」有りのローカルルールがあったりしますが、公式ルールでは反則となります。

銀河戦の加藤一二三九段vs阿部隆八段戦で加藤九段が「待った」をしたとして銀河戦の来期の出場停止と対局料相当額の罰金という処分が下されました。

二手指し

2回連続で指すことは反則です。
相手の手番なのに自分の駒を動かすと反則です。
まれに、後手になったのに先に指してしまう事があります。これも二手指しの一種になります。

最近ですと、プロの公式戦でも、千田翔太先生が後手番なのに、先手だと勘違いして、先に指して反則負けになっています。

その他では、2020年のたヒューリック杯棋聖戦一次予選。今泉健司五段と出口若武六段との対局で。今泉健司五段が二手差しをして反則負けになっています。

連続王手の千日手

王手を含む千日手は反則になります。
これは王手をかけたほうの反則負けです。
なので、王手がかかる千日手模様の場合は、王手をかけているほうが、打開しなくてはいけません。

現代の”千日手”の定義は”同一局面が4回出ること”です。
同一局面が4回出る間に王手が入っていたら”連続王手の千日手”となります。

しかし、ここは、少し難しいところで、両玉接近状態で、お互いに王手をかけあった千日手だとどうなるのか?
実戦例がなく、判断できかねますが、おそらく先に王手をかけたほうが反則負けになるのだと思いますが…。

難しい…。

昔は”同じ手順を3回繰り返すと千日手”という定義だったので、その手順の中で先に王手をかけたほうとすればよかったのですが、現代の”千日手”の定義は”同一局面が4回出ること”だからです。

わかりやすく言うと、昔は”線”で判断していたのに対し、現代では”点”で判断しているからです。

”点”での判断で千日手となるのならば”点”以外のところに焦点を当てるのは現代の千日手の定義的にいかがなものか?

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