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将棋のプロ棋士の収入や年収についての解説【藤井聡太は1億円プレーヤー】

  • 「プロ棋士の収入源はどこ?」
  • 「棋士の年収はどれくらい?」
  • 「強い棋士だと年収は1億円超えなの?」

などなど将棋界とお金については未知の領域。
この記事では気になる将棋のプロ棋士の収入について解説しています。

プロ棋士の基本給

まずプロ棋士はサラリーマンと同じように基本給が日本将棋連盟から毎月支払われます。

基本給は順位戦と呼ばれるクラスによって比例しています。

以下、順位戦のクラス別の大体の基本給の目安です。

順位戦基本給人数
名人約100~200万円1人
A級約65万円10人
B級1組約50万円13人
B級2組約30万円約30人
C級1組約20万円約30人
C級2組約15万円約50人
フリークラス約10万円不定

 

上記の基本給に加えて、夏と冬にそれぞれボーナスもあり基本給の2ヶ月分が支払われています。
以前は夏のボーナスのことを「氷代」、冬のそれを「餅代」と呼んでいたそうです。

対局料だけだと思っていたら意外と安定している職業なのかもしれませんね。

そして、上記の基本給とボーナスに加えて、対局料が支払われます。

 

対局料

各棋戦のスポンサー企業から対局料というのがプロ棋士には支払われます。いわゆるファイトマネーというやつです。

例えば、竜王戦の決勝トーナメント一回戦では46万円の対局料が出ています。
たった一局にです。まあ竜王戦の決勝トーナメントまで勝ち進むのはかなり難しいですが、一日で46万円も稼げるなんて夢がありますね。
そして竜王戦の決勝トーナメントの二回戦になると対局料は52万円にあがります。
ちなみにこれは対局料なので負けてももらえます。

トーナメントの場合勝ち進むごとに対局料は上がっていき、さらに優勝すると対局料とは別に賞金ももらえます。

以下が竜王戦の決勝トーナメントの対局料です。

決勝トーナメント対局料
1回戦47万円~53万円
2回戦53万円~58万円
3回戦78万円~104万円
準々決勝104万円~121万円
準決勝167万円~200万円
決勝(挑戦者決定戦)460万円

 

竜王戦以外のその他の棋戦でも一つの対局ごとに対局料が支払われます。

対局料は一局につき約2万円~数百万円と様々ですが、上に行けば行くほど対局料が上がっていく仕組みです。

 

タイトル戦の賞金

タイトル戦別での優勝賞金は以下のような感じになります。(2023年時推定)

  • 竜王:4400万円
  • 名人:2000~3000万円
  • 王位:1000~1200万円
  • 王座:1000万円
  • 叡王:600~1000万円
  • 棋王:600~800万円
  • 王将:300~600万円
  • 棋聖:300~400万円

そしてこちらが一般棋戦の優勝賞金(2023年時推定)

  • 朝日杯  750万円
  • NHK杯 500万円
  • JT杯  500万円
  • 新人王戦 200万円

ちなみにタイトル戦の敗者、つまり準優勝者にも賞金は出ますが、上記の賞金額の3~4割ぐらいです。

以下の記事で詳しいタイトル事情を解説しています。

 

プロ棋士の対局料ランキング

一番稼いでいる棋士は誰なのか?気になったので調べてみました。

以下が日本将棋連盟が発表しているは2022年度の対局料ランキングです。(タイトル戦の賞金も含まれます)

順位氏名獲得額(昨年度の獲得額)昨年順位
1藤井聡太竜王12,205(6,996)3
2渡辺明名人7,063(8,194)1
3豊島将之九段5,071(8,145)2
4永瀬拓矢王座4,668(4,821)4
5斎藤慎太郎八段2,362(2,567)6
6広瀬章人八段2,166(1,392)14
7菅井竜也八段1,970(1,674)10
8佐藤天彦九段1,819(1,479)13
9山崎隆之八段1,770(1,498)12
10稲葉陽八段1,580(1,703)9

藤井聡太先生は齢20歳で1億円を稼いでいます。

ちなみに最初に1億円プレーヤーになったのは羽生先生で、20回以上は対局料ランキングで1位になっているはずなので…対局料だけで総額20億円以上獲得していることは間違いないでしょう。

対局料だけでこの額ですので、著書の印税とかテレビ番組等の出演料も含めるとどのくらいになるのか想像もつきません。

 

指導対局料

プロ棋士の仕事の一つに”将棋の普及”があります。

将棋の普及のため全国各地へ指導対局に赴くことがあります。
その時の指導対局料もプロ棋士の収入源の一つになっています。

将棋連盟で規定されている相場で、指導対局一回につき四段で約4万円。七段で約10万円になると公式ホームページのほうで記載されています。
A級棋士やタイトルホルダーだとさらに高い料金になります。

以下が、日本将棋連盟が発表している料金です。

段位派遣指導料
(3時間以内)
派遣指導料
(4時間程度)
イベント派遣料詰将棋作成
(1題)
タイトル保持者不定不定不定66,000円
九段101,000円132,000円330,000円55,000円
八段85,000円110,000円220,000円44,000円
七段66,000円88,000円165,000円33,000円
六段54,000円73,000円120,000円27,500円
五段44,000円55,000円100,000円25,300円
四段39,000円44,000円80,000円22,000円

 

講演料金

有名人の講演料金はメディアの露出が低い方の場合だと30万円以下。
専門性を持っている場合や、大きな大会に出場した経験のあるアスリートだと30~60万円になると言われています。

講演に呼ばれる棋士はかなり限られてくると思いますが、羽生先生クラスの有名人になると100万円ぐらいになると思います。

その他にも交通費や宿泊費もプラスされるそうです。

 

本の印税

プロ棋士は将棋の戦法解説の本や詰め将棋の本を書いたりします。

その時に発生するのが印税です。

印税は基本的に6~10%だと言われているので、1000円の本が1万部売れた場合はその著者に100万円の収入になります。

ちなみに羽生先生が書かれた主な本の発行部数は以下の通りです。

  • 決断力:52万部
  • 大局観:18万部
  • 直観力:10万部

 

年収1000万以上の棋士はどれくらい?

収入源が多く、その額も高いので「プロ棋士って意外と稼げる職業かも!」と思うかもしれませんが、実は年収が1000万円を超える棋士は全体の1割ちょいなのだそうで、数で言うと、20人程度。

強さが物を言う世界なので、強ければ年収1億円。弱ければ200~300万円と格差が大きいんです。

そのため、定収入の棋士は将棋教室を開いたり、大版解説会のため地方に出向いたりと色んな方法で収入を補っています。

YouTubeをやるプロ棋士が増えてきた背景にはこういった理由があるのかもしれないですね。

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