佐藤康光九段といえば羽生世代としてお馴染みのプロ棋士で、島朗、羽生善治、森内俊之と共に伝説の”島研”メンバーでもありました。
”緻密流”とも”変態流”とも称されているその指しまわしは予測不能で「1億と3手読む」と言われていました。
さらに通算タイトル獲得数が13期で永世棋聖の資格保持者でもあります。
6年間も将棋連盟の会長をされ、ソフト不正疑惑問題など将棋界にとって難しい時期に上手く舵をとって運営されてきた将棋界にとっては欠かすことのできない存在。
そんな前会長である佐藤康光九段のエピソードを50個にまとめました。
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佐藤康光とは
プロフィール
- 名前:佐藤康光(さとうやすみつ)
- 生年月日:1969年10月1日
- 出身地:京都府綴喜郡八幡町
- 師匠:田中魁秀九段
- プロ入り年月日:1987年3月25日(17歳)
- 棋士番号:182
獲得タイトル
- 竜王:1期
- 名人:2期
- 棋王:2期
- 王将:2期
- 棋聖:6期
タイトル獲得合計 13期
優勝した棋戦
- 銀河戦:3回
- NHK杯:3回
- JT杯日本シリーズ:2回
- ネット将棋・最強戦:1回
- 早指し新鋭戦:2回
- オールスター勝ち抜き戦:1回
一般棋戦優勝回数 12回
佐藤康光のエピソード50
- 6歳で将棋を覚える
- 有吉道夫の自戦記『玉頭位取り戦法』という棋書を真っ黒でボロボロになるまで繰り返し読んだ
- 3人兄妹の長男。弟は歌舞伎役者の市川段一郎
- 特技はヴァイオリン演奏
- 田中魁秀九段に弟子入りししばらく内弟子状態になった佐藤康光。「佐藤くん、なにか嫌いなもんあるか?」と師匠に聞かれてたので「茄子が嫌いです」と答えたら、翌日から食卓に茄子がびっしり並んだ。
- プロの対局の記録係を務めるため中学校を頻繁に休んでいたことから「学校やすみつ君」とからかわれていた
- デビュー戦がまさかの不戦勝
- 升田幸三賞を2度受賞
- 密かな自慢はNHK杯戦で連覇を経験しているため、同棋戦で13連勝の記録
- そのルックスと名前に引っ掛けて先崎学から「もてみつ君」というあだ名を付けられる。それが由来で、ファンの間では「モテ」と呼ばれている
- 目隠し五面指し(目隠しした佐藤が、目隠ししていない5人のアマチュアと同時に対局)に挑戦し、五戦全勝。
- 対局で負けたときは涙を流して悔しがることもある
- 趣味はゴルフ
- 納豆はデザート
- 冷やし中華に餅追加で話題になったが「2度とやらない」とのこと
- いろは坂事件の主犯(羽生が佐藤の車に乗ったのはそれが最初で最後)
- 研究には2012年発売の将棋ソフトを使っており、佐藤康光曰く「検討しても間違いが多いらしいんですよ。ハハハハ」と笑っていた
- それを聞いた中村太地「恐ろしい。勘弁して欲しいですよ」と苦笑しながら脱帽
- 海外対局で、海辺で眼鏡をなくした
- おやつに大量のキウイフルーツを食べつづけ、羽生善治から王将を奪取
- タイトル獲得数13回
- 一般棋戦優勝回数12回
- 永世棋聖資格保持者
- 1億と3手先を読むと言われ”緻密流”と呼ばれた
- タイトル獲得率35%と低いが大体羽生のせい
- 日本将棋連盟の会長を6年間務めた。
- 羽生善治被害者の会会長でもある。
- 将棋連盟の会長職も羽生に奪われた形になった
- 第11期竜王ランキング戦1組3位決定戦で佐藤康光はすごいポカをしてしまい投了、隣で対局していた羽生が噴き出す。
- 当初は正統派棋士だったが、羽生が強すぎて棋風を変えて”変態流”になった
- いい手を指しても仲間のプロ棋士にさえ真似してもらえないほど”変態流”
- 中村太地 「あの人(佐藤康光)がそんな普通の手を指すわけがない」と別の手を予想
- 自分自身では普通の手を指しているだけと回答
- 変態流と呼ばれていることを本人は知っている
- 叡王戦において、七番勝負の持ち時間について「対局者が持ち時間の長さを選択する」という変態ルールを考案した
- 揮毫は名前から書くところも変態流
- 陣屋でタイトル戦の対局のあと、麻雀をし、その後「明日の朝5時から野球があるから」とタクシーで帰宅。一緒に麻雀をしていた谷川と森内は啞然。
- その野球では全力疾走でボールを追いかけていた佐藤康光
- 野球の後、午後2時には研究会に参加していた佐藤康光
- 50代でA級
- 森内俊之と共に『アメリカ横断ウルトラクイズ』に参加するも「佐藤康光の答えは8割不正解だった」と語る森内俊之
- ある日、終盤で千日手になり午前1~2時に終局し、感想戦が終わったのが3時半。それから数時間後の朝8時からゴルフをしていた佐藤康光。
- 高校生時代、学校帰りに将棋会館によって感想戦を聞いていた。
- ある日、将棋会館から深夜に帰宅していたら、制服姿だったため、警官に呼び止められた。
- それ以来、私服に着替えてから、将棋会館に通うことに。終電を逃したら、朝まで練習将棋を指し、始発で学校に行っていた。
- 青森開催の将棋イベントにて、飛行機に乗り遅れた佐藤康光は、直近で出発する秋田行きの便に乗り、秋田空港からタクシーで青森のイベント会場に駆け付けた。
前夜祭には間に合わなかったもの、当日のイベントでは誰よりも精力的に働き、汗を流した佐藤康光。
そして、遅刻したからという理由で、主催者側の謝礼を頑なに受け取らなかった漢・佐藤康光。 - 「対コンピュータ将棋を遊び」と言った米長邦雄を正座させ説教する漢・佐藤康光
- 子供の頃に憧れていた棋士は米長邦雄。
- 将棋連盟会長として超多忙で自身の研究に割く時間がなかなか取れないにもかかわらず各棋戦で健闘しており、さらにファンとの指導対局にも力を入れていた漢・佐藤康光
- 千日手を狙ってきた三浦弘之に対して、一手損をして千日手を回避し勝利した漢・佐藤康光
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