将棋の藤井聡太先生の年収についての記事です。
藤井聡太先生の主な収入源は【賞金+基本給+対局料+CM出演料+印税】となります。
2022年度には対局料ランキングで1位になり将棋の対局料と賞金だけで1億1800万円を稼いだとされており、CM等のその他の収入を合わせると約2億3300円になると推定されていました、
それでは”名人”になった2023年度はどうなのかを徹底的に調べて算出してみました。
藤井聡太の収入源
藤井聡太先生の収入源は以下の通りです。
- タイトル獲得賞金
- 基本給と対局料
- CMの広告料
- 書籍の印税
- グッズ販売料
- 指導料やイベント料
それでは、一つずつ見ていきましょう。
タイトル獲得賞金
将棋界のタイトルは現在8つあり、それぞれ賞金額が異なってきます。
以下、タイトルとその賞金額一覧です。
タイトル | 賞金額(推定) |
竜王 | 4400万円 |
名人 | 2000~3000万円 |
王位 | 1000~1200万円 |
王座 | 1000万円 |
叡王 | 600~1000万円 |
棋王 | 600~800万円 |
王将 | 300~600万円 |
棋聖 | 300~400万円 |
8つのタイトル全てを獲得すると、合計で1億200万円~1億2400万円です。
2023年7月現在、藤井聡太先生は”王座”のタイトル以外の7つのタイトルを持っているので、タイトル賞金額だけで約1億円の収入があると推定できます。
基本給と対局料
基本給
日本将棋連盟のプロ棋士には基本給と対局料が支払われています。
基本給は所属している順位戦によってその額が変わってきます。
以下、順位戦ごとの基本給(推定)
順位戦 | 基本給(月) |
名人 | 100万円 |
A級 | 65万円 |
B級1組 | 50万円 |
B級2組 | 30万円 |
C級1組 | 20万円 |
C級2組 | 15万円 |
フリークラス | 10万円 |
藤井聡太先生は現在”名人”なので100万円の基本給が毎月支払われていることになります。
そのため、年収で換算すると、基本給だけで1200万円となりますが、藤井聡太先生が”名人”になったのは2023年の6月なので、それまでは”A級”の基本給が支払われていたことになります。
そのことを考慮した上で2023年度で基本給を考えると、1130万円となります。
対局料
これは棋戦ごとの対局で勝っても負けても一局一局に対局料が支払われています。
タイトル戦(番勝負)での対局料は以下の通りです(推定)
タイトル | 対局料(推定) |
竜王 | 600万円 |
名人 | 400万円 |
王位 | 500万円 |
王座 | 500万円 |
叡王 | 400万円 |
棋王 | 400万円 |
王将 | 300万円 |
棋聖 | 200万円 |
全て合計すると3300万円になります。
その他、棋戦の予選、本戦と一局ごとに対局料が支払われているので、2023年度は”王座戦2の本戦トーナメントの対局料が藤井先生には入ります。
よって藤井聡太先生の2023年度の対局料は3000万円~3500万円になると推定できます。
CMの広告料
2023年、藤井聡太先生は”サントリー” ”不二家” ”日本AMD”の3社とスポンサー契約を結んでいます。
以下、スポンサー契約を結んでいる3社
不二家 | 洋菓子メーカー |
サントリー | 飲料メーカー |
日本AMD | 外資系半導体企業 |
”サントリー”
では、緑茶”伊右衛門”のCMに出演し女優の芦田愛菜さんと共演していましたね。
藤井聡太先生のCMの主演料は以下の有名人のCM出演料を参考にしてみました。
- タモリ:1億8000万円
- 明石家さんま:1億6000万円
- イチロー:1億5000万円
- 羽生結弦:1億円
以上から、藤井聡太さんのCM広告料は5000万円~1億円と思われます。
よって、3社のCMに出演しているので、約2億円のCMの広告料が藤井聡太先生に支払われていると推定します。
書籍の印税
現在までに藤井聡太先生に関連した本はたくさん出版されています。
- 藤井聡太の将棋入門
- 挑戦 常識のブレーキを外せ
- AI解析から読み解く 藤井聡太の決断
- 弟子・藤井聡太が教えてくれた99のこと
- 1手ずつ解説 藤井聡太の神局
- 藤井聡太推薦!将棋が強くなる明解5手詰
- 藤井聡太 名人を越す少年
- 強さの本質
- 天才の育て方
- 常識のブレーキを外せ
- 頂へ 藤井聡太を生んだもの
- 名人をこす少年
- 藤井聡太の将棋入門
- 藤井聡太はどこまで強くなるのか
- 藤井聡太 天才はいかに生まれたか
- 藤井聡太の鬼手 令和元年・2年度版
どの本も藤井聡太先生本人が書いたわけではありませんが、題材になっていたりすることから多少の印税は入ってくるはずです。
本の印税は正確な金額は謎ですが約1000万円と推定します。
グッズ販売料
藤井フィーバーに乗っかり、藤井聡太先生に関連したグッズも多く販売されています。
その中でも、ゲームソフトの”棋士・藤井聡太の将棋トレーニング”は人気の将棋ゲームソフトとなっており、藤井先生がタイトル数を更新するたびにゲームのタイトル等もアップデートされているほどです。
いろいろなサイトを見て、参考にした結果。
グッズ販売料は約500万円と推定します。
指導料やイベント出演料
指導料は”九段”のプロ棋士で約10万円とのことなので、竜王名人ともなると数十万円から100万円と予想できます。
その他、イベント出演料がありますが、藤井聡太先生はタイトル戦で忙しく、指導対局やイベントなどにはあまり出演されていないので、将棋教室での指導料やイベント出演料は約100万円と推定します。
藤井聡太先生の推定年収
以上のことから藤井聡太先生の2023年度の年収は…。
収入源 | 推定収入 |
タイトル獲得賞金 | 1億円 |
基本給と対局料 | 1130万円 |
CMの広告料 | 2億円 |
書籍の印税 | 1000万円 |
グッズ販売料 | 500万円 |
指導料やイベント料 | 100万円 |
合計で3億2730円となります。
20代で年収3億円はすごいですよね。
上記は推定ですが、藤井聡太先生のご活躍からみても、そのくらいもらっていてもおかしくない金額かと思います。
ちなみに師匠である杉本昌隆八段は「税金も上がっているのでしっかり貯金しておくように」とアドバイスされたそうで、当の藤井聡太先生は使い道を聞かれると「いや、それは全く考えていなかった。ゆっくり考えたい」と話していますので、どんどんお金は貯まっていく一方でしょうね。
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