竹俣紅元女流はなぜ日本将棋連盟を退会したのか?真相を解説している記事です。
師匠である森内俊之九段から破門されたのはデマで、見識が広まったことにより将棋界以外の道を進まれています。
高学歴で美人、そして元女流棋士、異色の経歴を歩んでいる竹俣さんは現在ではアナウンサーとして活躍しています。
みんなのKEIBAではMCを勤め、G1レースでは9番人気のシャンパンカラーを見事的中!
目次
竹俣紅とは
- 名前:竹俣紅(たけまたべに)
- 出身地: 東京都港区
- 生年月日:1998年6月27日
- 師匠:森内俊之 九段
- 血液型 A型
- 身長:155cm
竹俣紅さんは、小学5年生の時に森内俊之九段に弟子入りします。
永世名人資格保持者でもある森内俊之先生にとっては竹俣さんが初弟子となりました。
以下、竹俣紅さんの経歴です
- 2012年10月1日:女流2級で正式にプロ入り(14歳)
- 2016年4月:休場(17歳)
- 2016年4月:ワタナベエンターテインメントに所属(17歳)
- 2017年4月:対局に復帰(18歳)
- 2019年3月31日:日本将棋連盟を退会(20歳)
- 2021年3月:ワタナベエンターテインメントを脱退(23歳)
- 2021年4月:フジテレビにアナウンサーとして入社(23歳)
女流棋士時代の通算成績は30勝36敗。
女流棋士としての竹俣紅
竹俣紅さんは、6歳の時に漢字にハマり出したことがきっかけで、漢字が書いてある将棋の駒に興味を持ち、将棋に興味を持たれたようです。
ちなみに竹俣さんは小学校5年生で漢字検定2級を取得しており、現在は漢字検定準1級を所持しています。
将棋の棋風は居飛車党で相矢倉を得意としていました。
小学5年生の時に永世名人資格保持者である森内俊之九段の弟子になります。
そして、中学2年生で女流棋士2級としてデビューします。
当時はルックスの良さからも”天才美少女棋士”としてメディアでも注目されていました。
その後、高校3年生になり、進学のため対局と受験の両立が難しい事を理由に1年間休場します。
それと同時に、芸能事務所であるワタナベエンターテインメントに所属し、芸能活動を開始。
”ネプリーグ”や”ワイドナショー”などに出演されています。
ちなみにお笑い芸人のカズレーザーさんの大ファンであることを公表しており、2人きりで歩く姿を目撃されていますが、どうやら恋愛関係ではないようで、クイズの勉強会とのことです。
本当かどうかはわかりませんが…。
その後、女流棋士として復帰しますが、2019年に正式に日本将棋連盟を退会し、色々な憶測が飛び交いました。
日本将棋連盟退会の真相
日本将棋連盟を退会した竹俣紅さんですが、退会した理由にいくつかの悪い噂があります。
- 将棋の対局の記録係をしなかったことで師匠が激怒し破門
- 将棋より芸能活動を優先させて師匠が激怒し破門
上記の2点が悪い噂として一人歩きしていますが、結論から言うと、上記の2つはデマであり、事実とは異なった情報である可能性が高いので鵜吞みにしないよう注意してください。
それぞれ詳しく見ていきます。
将棋の対局の記録係をしなかったことで師匠が激怒し破門
竹俣紅さんは、師匠の森内俊之九段から命じられた記録員をほとんどやらなかったそうです。
また、竹俣紅さんのお母さんが「娘は記録係をするために、将棋を指しているわけではない」と発言したとの噂もあります。
確かに記録係をやっていた印象はない竹俣さんですが、師匠の森内先生がそれぐらいで激怒するとは思えませんし、たとえ激怒していたとしても、それぐらいで破門することはないと考えるのが一般的です。
次に竹俣さんの母親が「娘は記録係をするために、将棋を指しているわけではない」と発言した件については、竹俣さん自身が否定しています。
竹俣さん曰く。
「母は私(竹俣さん)のやることに口を出したことはない」
とのこと。
そもそもの竹俣家の教育が「娘(竹俣さん)のやりたいと思ったことをやらせる」という教育方針だったようなので、これもデマなのではないかと思います。
将棋より芸能活動を優先させて師匠が激怒し破門
竹俣さんは大学進学のために受験勉強を優先させ、将棋を休場したのですが、休場したのと同時に、タレントとして事務所に所属しテレビに出ていました。
このことに師匠の森内俊之九段が激怒し破門したと言われていました。
受験勉強を優先したいのに、芸能活動をやることは矛盾しており、この点については森内九段も思うところはあったでしょうが、森内さん自身は「ノーコメント」としていました。
その後、女流棋士として復帰しているので、将棋より芸能活動を優先したことが理由で師匠が破門したとは時系列的に考えにくいです。
よって、師匠の森内九段が破門したため、日本将棋連盟を退会したということではないでしょう。
女流棋士をやめた本当の理由
竹俣さん自身は女流棋士をやめた理由について以下の2点を挙げています。
- 大学生になって視野が広がり、アナウンサーが良いと思った。
- 女流棋士の自分の実力では、食べていけないと思った。
以上の2点について考察していきます。
大学生になって視野が広がり、アナウンサーが良いと思った。
竹俣さんは「大学で広い世界を見たことで社会に出て働きたいと思うようになったんです。」と語っています。
そもそも将棋とは竹俣さんにとっては子供の時からやっていたことで、たまたまやっていたことが、いつの間にか職業となった、いわばエスカレーター式に自動的に女流棋士になったようなものだったようです。
それに芸能活動も通して得た経験や見識もアナウンサーとしての道を選ぶことに繋がったのだと思います。
女流棋士の自分の実力では、食べていけないと思った。
竹俣紅さんの女流棋士時代の通算成績は通算30勝36敗でした。
女流棋士はプロ棋士より給料も対局料も低く、この成績では生活するのもギリギリです。
自分の実力に見切りをつけ、別の道を歩むというのは、賢いからこそできる選択であり勇気ある決断だと思います。
高校時代は偏差値70の高校に通い、大学も早稲田大学卒と高学歴の竹俣さん。
そんな竹俣さんの勇気ある決断に運命はきっと微笑むことでしょう。
引退時の竹俣紅さんのコメント
「大学に入って様々は価値観に触れたことで、そうではない生き方をしてみたいと思うようになり、将来は別の職業に就きたいと考えるようになった。」
竹俣紅女流退会についての反応
片上大輔 七段
「びっくりしました。
ひとことで言えば、いろんな生き方があるものですね。となりますが、さすがにいろいろと複雑な気持ちも湧いてきます。」
大平武洋 六段
「ちょっと残念なニュースですね。
竹俣紅、来年プロ女流棋士卒業「見守っていきたい」」
上田初美 女流
「とても難しい時期に若くして女流棋士になって大変だったと思う。新たなる道に幸多からん事を。」
香川愛生 女流
「規定もしくは自身の意思での引退後は退役(女流)棋士となりますが、退会は籍を抜くことですので、今後将棋連盟の女流棋士ではなくなるということです。寂しいですが、強い選択だからこそ見える未来を目指されているのだと思います。紅ちゃんの将来を心から応援しております。」
中村真梨花 女流
「竹俣さん、うまくは言えないのですが、とても聡明で努力家の方なので、どの分野でもご活躍されると思います。小学生の時に、指導対局を受けに来てくれたことを思うと、寂しいですが、本当に素敵な大人の女性になられたので、今後とも応援しています。」
竹部さゆり 女流
「紅ちゃんがこれからどんな道を進もうと、どれも正解だと信じています(///ω///)
私にとって、学ぶことの多い、素敵な後輩さんでした。
あのまま、真っ直ぐに益々大きくなってと願いを込めて…。
先輩として、もう少し大きな支えになれてたら良かったのに、それだけが悔しいです…。 」
北尾まどか 女流
「紅ちゃん、たくさんの才能を活かしてこれからもがんばってね。活躍を楽しみにしてます!」
室田伊緒 女流
「驚きました。才能ある女の子に魅力的だと思ってもらえる世界にもっとしていかないと、です。多才だからこその選択を応援します^^」
山口恵梨子 女流
「とても悲しい。40周年パーティーでも先日のハロウィンイベントでも、紅ちゃんが誰よりもレスポンス早く協力してくれ、助けてくれているのを身に沁みて感じていました。今後もたくさん応援しています。」
アナウンサーとしての竹俣紅
現在ではアナウンサーとして活躍されている竹俣さん。
当たり前ですが、声の発声方法はまさにアナウンサーそのもの。
”天気キャスター”や”めざまし8”に出演され、競馬番組の”みんなのKEIBA”にもMCとして活躍されています。
G1レースのNHKマイルカップでは9番人気の”シャンパンカラー”を見事的中させたのには驚きました。
単勝22倍ですから、竹俣アナに乗った方はかなり儲かったんじゃないでしょうか。
今後も、竹俣紅さんの活躍に期待です。
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