鈴木大介

鈴木大介九段がプロ雀士に!【将棋と麻雀の二刀流へ】

2023年5月11日、日本将棋連盟より鈴木大介九段が日本プロ麻雀連盟に入会することが発表されました。
鈴木大介九段は将棋界で一番麻雀が強いと言われており、2019年には麻雀最強位を獲得。
今後、鈴木九段は、将棋と麻雀の二刀流での活躍を期待されています。

鈴木大介九段とは

  • 1974年7月11日 生まれ
  • 東京都町田市 出身
  • 大内延介 門下
  • 振り飛車党

タイトル獲得こそありませんが、タイトル戦に出場した経験もあり、早指し棋戦での優勝もあります。
ちなみに、鈴木大介九段の父親が大の大内延介ファンで、そのため、大内延介先生の名前から一文字ずつ取り、”大介”と名付けられそうです。
そして、もちろん師匠は大内先生です。

 

鈴木大介九段の麻雀の実力は?

鈴木大介先生と麻雀について箇条書きでまとめてみました。

  • 麻雀を覚えたのは、子供の頃。
  • 鈴木大介九段は将棋界で一番麻雀が強い。
  • 将棋界での麻雀仲間は先崎九段
  • 故・村山聖九段には将棋はほとんど教えてもらえなかったが、麻雀は100回ぐらい教わった。
  • 奨励会時代には桜井章一氏の雀鬼会に参加していた。
  • 雀鬼会では、サイバーエージェント社の社長である藤田晋氏とも交流があり、その縁でabemaTVでの将棋チャンネルの開設等も携わった。
  • 出したら死ぬと言われている天和(テンホウ)を8回ぐらい出したことがある。
    ※天和(テンホウ)とは:親の場合に限定される役満で、最初の14枚の配牌でアガっていることをいいます。 アタマやメンツの組み合わせは何でもOK。天保の出現確率はなんと50万回に1回
  • 九蓮宝燈(チューレンポートー)で四人麻雀で4回ぐらい、三人麻雀だと20回ぐらい上がったことがある。
    ※九蓮宝燈(チューレンポートー)の出現確率は0.00045%と言われており、これは四槓子、天和についで3番目に難しい役
  • 純正九蓮宝燈は四人麻雀で2、3回ある。
  • 鈴木大介の麻雀論「麻雀に、運はない
  • 麻雀では負けた時にお金払いがいい人が強いと思っている。
  • 麻雀では相手が推したら引いて、相手が引いたら推していくスタイル。
  • 2019年12月に麻雀最強戦にて優勝し、麻雀界最高峰のタイトル”最強位”を獲得した。
  • 2020年新春オールスター麻雀でも個人成績トップの成績を上げた。
  • 日本プロ麻雀連盟に入るにあたってテスト等はなく、面談だけだった。

 

麻雀プロ入り記者会見の内容

2023年5月11日、鈴木大介九段が麻雀プロになることが発表されました。
1時間弱の記者会見が開かれ、当人の鈴木大介先生と日本プロ麻雀連盟会長の森山氏が登壇しました。
その時の内容は以下のようになります。

 

鈴木大介「麻雀プロはあこがれでした。(麻雀のプロリーグの)Mリーグが発足しまして、いっそう麻雀プロに興味を持つようになりました。今後は趣味としてではなく、競技としてやっていきたい」

鈴木大介「将棋はこれまで通り続けていく、ほぼ全ての麻雀の大会に出たい。」

鈴木大介「佐々木寿人プロ、そして滝沢和典プロの大ファンなので対局できればいいなと思っています。」

森山会長「4月14日にお会いしたんですけど、鈴木さんが最強位をとられたのが2019年、そのころから破壊力のある攻撃力の高い麻雀だと思ってました。
ハッキリ言って、そういう麻雀は少なくなってる時代なんで、私としてはこういう高打点を目指す、攻め続ける、そういう方がプロ連盟に入っていただければ今後面白くなるんではないかと思いまして、喜んで入会していただきたいということになりました。
日本将棋連盟の理事である鈴木さんが麻雀の世界に飛び込むというのはかなり大きなニュースだと思いますし、日本将棋連盟さんの方に選手を出していただいて本当に感謝しております。鈴木大介選手の麻雀界での活躍を期待してます」

プロ棋士の記憶力を聞かれ…。

鈴木大介「他の将棋の棋士達の記憶力はすごいが、自分の記憶力は悪い(笑)」

鈴木大介「将棋は今まで以上に結果を残さないといけないと思っている。プロ雀士になったことで、将棋の成績が落ちるというのは自分のプライドが許さない。その一方で麻雀でもいい結果を出したい。」

 

将棋と麻雀の二刀流

今後、鈴木大介先生は将棋と麻雀の二刀流で活躍してきます。

将棋界では、羽生先生はチェス、森内先生ははバックギャモンの国内トッププレーヤーであることもあり、将棋と”なにか”の二刀流は珍しいことではありません。

他にも、東大生でありプロ棋士である谷合先生や、チェスでは青島先生も有名です。

鈴木先生にも同様に、将棋と麻雀の二刀流で活躍してほしいですね。

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