アイドルよりかわいい女流棋士ということで将棋界超えて注目されている鎌田美礼女流の記事です。
当時の最年少記録で女流棋士となり、師匠の石田和雄九段に溺愛されている鎌田女流の将棋との出会いから女流棋士になるまでをまとめています。
その他、出演したテレビ番組や、鎌田家のルールなども紹介。
鎌田女流は音ゲーにハマっていた時期もあったとか…。
鎌田美礼について
- 名前:鎌田美礼(かまだみれい)
- 生年月日:2008年6月24日
- 出身地:茨城県取手市
- 師匠:石田和雄 九段
- プロ入り年月日:2022年5月1日(13歳)
- 将棋:居飛車党
6歳の時に父親(アマチュア高段保持者)に教えられて将棋を始めた鎌田女流ですが、当初は「将棋はあまり好きじゃなかった」そうです。
それでも将棋に関する本は150冊も持っていて。小学2〜5年生で読破してしまったとか。
ちなみに趣味は読書だそうです。
小学2年生で小学生駒姫名人戦一般戦クラスで第3位になり、小学3年生頃から石田和雄九段が師範を務める柏将棋センターに通いはじめました。
しかし、まわりがほとんど男の子だったこともあって、「ほとんどが男子で、自分には空気が合わない。地獄だった」と語っています。(笑)
小学4年生で関東研修会に入会。
さらにそれまで習っていた水泳や習字・ピアノ、そして幼児期から活動していたキッズモデルもやめて将棋に専念し、女流棋士を目指すようになります。
その甲斐もあってか、小学5年生で小学生女子将棋名人戦の関東大会を優勝し、その後、全国大会では第3位に輝きました。
鎌田女流が小学6年の時、母親である麗子さんが42歳の若さで亡くなるという悲劇が訪れます。
研修会も半年休み、将棋のクラスも降級してしまいました。
そんな時、鎌田女流を再度、将棋に向かわせたのは亡くなった母の言葉でした。
「女流棋士になってほしい」
この言葉が鎌田女流を奮起させます。
「やらされている」という感じがあった将棋でしたが、それからは将棋が嫌いじゃなくなったそうです。
中学1年生で全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部の茨城代表を経て、迎えた女流2級の資格が得られる対局で見事勝ち、女流棋士になりました。
当時の女流棋士の最年少記録だったのですが、当時のことを鎌田女流は「どうせ負けると思っていた」と語っており、勝った瞬間は「手が震え、足も震えた。自分が女流棋士としてやっていけるのか不安でした。」と語っています。
女流棋士として
2022年5月1日付で日本将棋連盟所属の女流2級となった鎌田美礼女流ですが、当時中学二年生(13歳10か月)ということで最年少女流棋士として話題になりました。
デビュー戦は中倉宏美女流との対局で、結果は敗北、自身も「ひどい内容だった」と、敗戦に悔しさをにじませています。
局後のインタビューでは「人に見られても恥ずかしくない将棋を指したい」とおっしゃられています。
デビューから3戦目で初勝利を納めており、それからは順調に白星を積み重ねています。
鎌田女流の目標とする女流棋士は室田伊緒女流二段、棋風では谷川浩司十七世名人。
師匠である石田九段は将棋ライターである松本博文氏に電話をする際に、いつも3つの事を言われるそうで…。
一つ目「藤井聡太はなぜあんなに強いんだ?」
二つ目「うちの弟子たちももっと勝ってくれないかな?」
三つ目「鎌田美礼はかわいい!」
と師匠の溺愛ぶりがうかがえます(笑)
松本博文さんのTwitterはこちら→@mtmtlife
鎌田女流が出演したテレビ番組
アイドル顔負けのルックスからメディアも注目しており、テレビにもいくつか出演されている鎌田女流。
クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?
10月21日に放送された”クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?”では和服姿で登場した鎌田女流。
劇団ひとり「300万円獲ったら何かしたいなぁとかあるのかしら?」
鎌田美礼女流「弟のパソコンを壊しちゃったのでそれを新しく買おうと思ってます」
クイズでは惜しくも第6問目で不正解となってしまったが、そのルックスからアイドルより可愛いと、クイズ番組出演で話題になりました。
ファミリールール
続いて”ファミリールール”という番組に出た際には、次のようなルールが紹介されました。
【マイルール】言い訳をしない
将棋の感想戦で「ここが見えてなかったから負けた」って、あたかもこの一手だけが悪いみたいなことを言うのは自分に言い訳してるみたいでダサいからとのこと。
【お母さんとのルール】コツコツ積み重ねる
鎌田女流のお母さんは厳しい方だったようで、前述した小学2年生の時に3位になった学生駒姫名人戦では、「なんで優勝できなかったの」と叱られた思い出もあるそうです。
しかし、その我が子を思ってこその厳しさは、立派な人間を育みます。
将棋には毎日6時間を費やし、学業の成績も優秀、中学の部活動では吹奏楽部に所属、週6日の練習をこなしている鎌田女流。
お母さんとのルールちゃんと守れていますね。
【お父さんとのルール】自分のことは自分でする
鎌田家は、母の麗子さんが亡くなってからは、父と弟との三人家族。
自分のことは自分ですることが、家族一人一人に求められています。
以下が鎌田家の家訓です。
【鎌田家の家訓】
使った食器は洗いましょう
毎日お風呂に入りましょう
家の床に物が落ちていないように片付けましょう
自ら進んで掃除しましょう
勉強、読書、将棋など自分のために時間を使いましょう
猫のお世話をしましょう
物はどんどん捨てましょう
破滅は避けましょう
余談ですが、白瀧あゆみ杯ではお父さんが付き添いをされていました。
鎌田女流曰く「女流棋士のお父さんは普通こない。」とのことで、「次からはついてこなくていい」とお父さんに言っていました(笑)
プロであり思春期の娘を持つ父親は娘との距離感が難しいですね。
鎌田女流のハマっているもの
鎌田女流のハマっているもの
- 将棋
- 部活
- ゲーム
将棋は、プロになるぐらいですから当然ハマってます。毎日6時間やり、対局は主にオンライン将棋だそうです。
中学では部活もやっており、吹奏楽部に所属。(担当はパーカッション)
部活は前述したとおり週6日、毎日3時間練習をこなしています。
ゲームも好きな鎌田女流は「原神」や「マインドクラフト」もやっていたとのこと。
弟とやることが多く、ゲームが上手な弟に怒られているのだとか…(笑)
TBSのニュース番組「THE TIME」でも紹介されていた音ゲーではプロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(通称プロセカ)をスマホでやっていました。
他にも学業の成績が良く5教科の平均点数が80点超え。
好きな科目は数学です。
将棋ファンとしては、このまま女流棋士として活躍してほしいですが、将来は医者になりたいと語られています。
ABEMATVの『10代女流棋士が語る!タラレバ検討会2023』というのにも出演していますので、良ろしければぜひご覧ください。