里見香奈vs中村真梨花戦にて。中村真梨花女流三段(当時)が王手放置により反則負けになりました。
AbemaTVトーナメントでの早指し戦のためかうっかりしてしまったようです。
対局後も「すみませんでした」と謝る中村女流が印象的でした。
王手放置とは
”王手放置”
とは…。
”自玉に王手がかかっていたのに、防がず別の手を指すこと”
”自分の駒を動かしたことによって自玉に王手がかかってしまうこと”
以上の2つの場合を”王手放置”と呼びます。
便宜的に言うと…。
”自玉に王手がかかっている状態で相手の手番になること”
でしょうか。
王手がかかっている状態で相手の手番となれば、玉を取られてしまうので”王手放置”はもちろん負けになります。
ここで、細かいですが、注意したいのは、将棋とは『王様を取るゲーム』ではなく『王様を詰ますゲーム』だと言うことです。
自玉が取れる状態で相手の手番になってしまうことは反則行為になります。
つまり”王手放置は反則”です。
プロ棋士の将棋はもちろん、アマチュアの大会でもそうですが、相手の玉を取るなんてことはまず起こりません。
中村真梨花が王手放置
- 先手:里見香奈 女流五冠
- 後手:中村真梨花 女流三段
- 戦型:相振り飛車
里見香奈女流の”7四桂”の王手に対して、中村真梨花女流は”2三歩成り”と指してしまい”王手放置”の反則負けとなりました。
解説者も「え?え?え?え?」とパニックに。
里見香奈女流に王手を指摘された中村真梨花女流は「あ!負けました。ごめんなさい」
しばらくしてからも中村女流は「すみませんでした」と平謝りでした。
以下、それぞれの控室の反応です。
チーム”微動”の控室
川又咲紀「王手だよー」
清水市代「なっちゃうんだよ。そうなっちゃうんだよ」
川又咲紀「時間ないから」
チーム”微動”=里見香奈、清水市代、川又咲紀
チーム”キングペンギン”の控室
加藤桃子と渡部愛「え!?え!?えー?」
渡部愛「ドンマイドンマイ」
チーム”キングペンギン=加藤桃子、渡部愛、中村真梨花
この”フィッシャールール”がうっかりを誘発しやくなっており、時間がなくなってくると、「ピッ、ピッ、ピッ…」と鳴る電子音のプレッシャーは相当なもの。
このため、王手放置などの反則が、起きやすくなっているので、プロ棋士の反則が観たい方はぜひ”AbemaTV”をご覧ください。今なら14日間無料で体験できます。